なごみブログ

安定の美味しさってどんな美味しさ?

こんにちは。
和み接客でファンが自然に増える
『魅せる接客コンシェルジュ』 大場弘枝です。

 

最近よく見たり聞いたりする『安定の美味しさ』という表現。
いつも通りおいしい~♬
ということを伝える表現で使うのだと思いますが、私はおすすめしていません。

 

この言葉をつかうことを『良い』・『悪い』ということではないですよ♬
ただね・・・
例えば、飲食店で働いている人がお客様から「この料理どんな味ですか?」と
聞かれたとしましょう。
店員さんは「安定の美味しさです!」って言いませんよね!?
「この料理は〇〇で△△な味です!」など具体的にお客様に伝えますよね。

 

スターバックスに勤めている時に学んだことですが、
コーヒーのテイスティング “4つのステップ” というのがありました。

①コーヒーの香りをかぐ(カップに鼻を近づけて!)
②コーヒーをすする(音をたててズズズって!)
③口の中全体にコーヒーを広げ、風味を感じる(すぐにゴクッて飲まない!)
自分の言葉で表現する

 

最後は自分の言葉で表現するんです。
香りがどうとか、酸味がどうとか、コクがどうとか、風味がどうとか・・・
お客さまに自分の言葉で伝えるんです。
私、これがすっごくすっごく苦手で苦労しました。
(最初の頃なんて酸味があるかないかくらいしか分からなかったよ~!)
自分が感じた味をお客さまがイメージできるように伝えるって・・・
難しいですよね(*´Д`)
もうね、本当に苦手でした!!! 

 

その苦手を克服するために、
何かを食べたら『どこがどう美味しく感じたか?』
文房具を見に行けば『このペンのどこが気に入ったから買うのか』
洋服を見に行けば『この洋服のどこが気に入ったから買うのか』
など、自分がどう感じたか、どこが気に入ったか、などを具体的
考えるようにしていました。

 

自分の言葉で表現する訓練ですね(笑) 訓練!
この訓練を繰り返していたら、想定外のことにも臨機応変に
対応できるようになったり、接客の引き出しが増えました。

 

『安定の美味しさ』ってとても便利な言葉ですよね。
美味しいってことがストレートに伝わります。
でも匂い、味、食感などはイメージできません。
その料理が甘いのか、しょっぱいのか、辛いのか・・・。

 

飲食業だけに限らず、お客さまに何かを伝える(販売する)お仕事のかたは
ご自身の接客力UPのためにも、日ごろから自分の言葉で表現するクセを
つけるといいかもしれないですよ♬

子どもたちの国語辞典を拝借! 
安定=激しい変化などがなく、落ち着いていること。
   バランスがとれていて、倒れにくいこと。
                              (チャレンジ小学国語辞典より)

 

とかいろいろ言っておきながら、SNSなどで
【ランチなう!ここのカレー安定の美味しさ!】
なんて発信していたらクレームくださいね(笑)

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございます。  和~nagomi~

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